《職場の教養に学ぶ》
お題:泣き虫先生
2026年10月22日(木曜)
【今日の心がけ】分け隔てなく人に接しましょう
砂川昇建の思うところ
山口良治さんについて調べて見ました。山口良治(やまぐち・よしはる)さんは、京都市立伏見工業高校の荒れていたラグビー部を全国優勝に導いた名監督です。残念ながら、2026年5月29日に83歳で亡くなられました。山口さんが赴任した当時、伏見工業高校は校内暴力などの問題を抱えていました。そこで山口さんが最初に重視したのは、ラグビーの高度な戦術ではありませんでした。学校を黙って休まないこと、約束を守ること。人間としての基本的な規律を身につけさせるところから始めたのです。生徒を信じ、教師自身も生徒と汗を流し、苦しみや喜びを共有するという姿勢がありました。つまり、規律を教えると同時に、指導者自身が生き方を見せたのです。どのように生徒を指導していたのでしょうか?調べたところ、次の事例が確認できました。1. 112対0で大敗した後、部員全員を殴った。1975年5月17日、強豪の花園高校に大敗した試合後のことです。当時の部員、清水悟さんは、山口監督が選手たちに悔しくないのかと問い、選手から「勝ちたい」という気持ちが出た後、一人ひとりを殴ったと証言しています。試合に出ていなかった清水さんも殴られたそうです。監督自身も泣いていたといいます。高校1年生だった平尾さんが山口監督に殴られ、その後、約1週間練習を休んだという記述もあります。ただし、こちらは二次的な記事であり、具体的な状況までは十分に確認できません。教え子の大八木淳史さんは、負けると再試合を申し込ませられ、練習試合がなかなか終わらなかった経験を振り返っています。これは身体的な殴打とは異なりますが、当時の厳しい指導の一例です。この本で強調されるのは、叱責や放任ではなく、本人に気づかせる指導です。山口さん自身も、教師や日本代表だったという自分のおごりに気づいた経験を語っています。山口監督は確かに体罰は何故、向上心に繋がったのか?この方は、体罰をする、自分も泣くと言う、物事に対して真剣に取り組むと言う姿勢、悔しさ、仲間意識、指導者への信頼、厳しい練習、勝利体験に繋がっていったのだと思います。現代社会は、体罰は風当たりが厳しいですが、私も柔道部で学んだ経験から、成長させるためには必要な事だと思います。
著者 砂川昇建




