《職場の教養に学ぶ》
お題:物の働きを生かす
2025年1月20日(月曜)
【今日の心がけ】機械や道具の手入れをしましょう
砂川昇建の思うところ
仕事で使用する道具や工具、パソコンなどへの扱い方は、その人の思考や行動のあり方、そして結果としての成果や職場環境に大きな影響を与えます。「点は線と繋がっている」という視点から、行動の積み重ねがどのような結果をもたらすかを考えてみましょう。 道具を大切に扱う人の思考と行動として、 道具を大切に扱う人は、自分の仕事に責任を感じ、道具を「仕事のパートナー」として認識しています。会社から支給された道具であっても、その存在を「自分の成功を支えるもの」として感謝しています。又、高いプロ意識を持ち、道具や環境が仕事の質に直結することを理解しています。工具やパソコンを適切にメンテナンスし、寿命を延ばす努力をします。乱暴な扱いや無駄遣いを避け、道具を効率的に使用します。道具の異常や劣化を早期に発見し、修理や改善に努めます。道具が常に良好な状態に保たれているため、作業効率が高まり、ミスが減少します。周囲から「道具を大切に扱う姿勢」が評価され、信頼や尊敬を得やすくなります。道具や機器の寿命が延び、会社全体の経費削減にも貢献します。道具を大切にしない人の思考と行動として、会社から支給された道具を「自分のものではない」と考え、軽視する傾向があります。 道具の劣化や破損による長期的な影響を考慮せず、その場限りの使い方をします。道具の管理やメンテナンスを「他人の仕事」と考え、積極的に関わろうとしません。道具を投げる、強い力を加える、清掃を怠るなどの行動が見られます。異常や劣化に気付いても対応せず、放置することが多いです。道具を頻繁に壊し、新たな道具の購入や修理費用を増加させます。故障や不具合が頻発するため、作業効率が低下し、納期や品質に悪影響を及ぼします。同僚や上司から「仕事に対する姿勢が不真面目」と見なされることで、信頼を失う可能性があります。このような行動の違いは、単純に道具の扱い方の問題ではなく、その人の「性(さが)」の問題であり、人生にも大きな影響を与えます。道具を粗末にし、自分を優先する考え方は、「点」としてだけではなく、あらゆる「線」として人生に大きな影響を与える事に気が付かなくてはいけません。
著者 砂川昇建