《職場の教養に学ぶ》
お題:技術の発展
2025年6月3日(火曜)
【今日の心がけ】先人の偉業に感謝しましょう
砂川昇建の思うところ
日本と海外の測量技術の発展史は、科学技術の進歩だけでなく、それぞれの社会のインフラ整備、災害対策、都市計画、国土開発に深く結びついています。エジプト文明・ローマ帝国では、ナイル川の氾濫後の土地の境界を復元するために「測量(サーベイ)」が発達しました。クラウディオス・トレミー(2世紀)が「地理学」で緯度・経度概念を示し、現代地図作成の原型に貢献しました。日本では、飛鳥・奈良時代に条里制という土地区画制度のため、基本的な測量が行われていた。江戸時代に入ると、伊能忠敬(いのう・ただたか)が地図の精密化に貢献しました。現代でも、土地の登記簿謄本をみると「国土省による調査成果」などど記載されて、謄本の「錯誤」が修正されています。又、最近では、ドローンを使用した方法も発達してきています。
著者 砂川昇建




