《職場の教養に学ぶ》
お題:福参り
2025年2月6日(木曜)
【今日の心がけ】事前の恵みを感謝しましょう
砂川昇建の思うところ
福参りとは、新年や特定の吉日などに寺社仏閣を参拝し、家内安全・商売繁盛・無病息災などの福を授かることを願う行事です。特に江戸時代以降、庶民の間でも盛んになり、信仰や商売繁盛の願いを込めて各地の神社仏閣を巡る風習が広まりました。沖縄には「福参り」と直接呼ばれるものは少ないですが、似たような風習がいくつかあります。沖縄では、神仏だけでなく祖先や自然神(御嶽や拝所)に祈る文化が根付いています。「福参り」のように幸福を願う行事としては、以下のものが挙げられます。沖縄でも正月の神社参拝が行われ、波上宮(なみのうえぐう)や普天満宮(ふてんまぐう)などが有名です。旧暦の1月16日に行われる祖先供養の行事。一族が集まり、祖先の霊を迎え、感謝と幸福を祈る。本土の「福参り」が神社仏閣巡りに近いのに対し、沖縄では先祖の墓や仏壇への拝みが中心。沖縄の聖地である**「御嶽(うたき)」や「拝所(うがんじゅ)」**を巡る風習があります。沖縄では旧暦の閏年(ユンヂチ)に「特別な福を授かる」として、多くの御願(うがん)が行われます。この時期には、各地の拝所を巡る「お参り」が盛んになり、本土の「福参り」と類似した要素を持ちます。
著者 砂川昇建




