砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:沖縄そば

2025年10月17日(金曜)

【今日の心がけ】諦めずに進みましょう

砂川昇建の思うところ

「沖縄そば」は一時期「そば」と名乗れない問題がありました。背景には 「そば粉の含有量に関する食品表示の基準」 が関係しています。1976年(昭和51年)、公正取引委員会が即席めんの表示に関して「そば」と名乗るには そば粉を30%以上含有 している必要がある、と定めました。ところが沖縄そばは、原料が小麦粉100%(そば粉ゼロ)なので、この基準では「そば」と名乗れなくなってしまったのです。沖縄では古くから「そば」と呼んでおり、生活に根付いた名称だったため強い反発があり、沖縄県や業界団体が運動を展開しました。その結果、1978年に公正取引委員会が特例を認め、「沖縄そば」は地域の固有名詞として「そば」と呼んでよい という扱いになりました。実は「中華そば」や「支那そば」という呼び方は、戦前からラーメンを指す一般的な名称でした。ただし、こちらは「そば粉のそば」とは無関係で、単なる慣用的な呼称(いわば「そば=めん類全般」という意味合い)です。 基準上は「中華そば」も本来なら引っかかりそうですが、ラーメンは全国的にそう呼ばれており、消費者も誤認しにくいと判断されたため、禁止されませんでした。つまり、法的には一貫性があるわけではなく、消費者が誤認しないかどうか・地域や歴史的背景で柔軟に扱われているんです。弱いものいじめ?そう感じても不思議ではないです。実際、当時の沖縄の人々も「なんで沖縄そばだけダメなんだ?」「ラーメン(中華そば)はいいのに?」と不満を抱いたのは事実です。ただし意図的にいじめたというより、中央の一律基準が地方文化を押しつぶした 事例、といった方が正確かもしれません。その後の運動で特例が認められたのは、沖縄の文化が無視されることへの反発が大きかったからです。

著者 砂川昇建

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