《職場の教養に学ぶ》
お題:季節の移ろい
2026年10月16日(金曜)
【今日の心がけ】小さな変化に意識を向けましょう
砂川昇建の思うところ
石垣島にももちろん季節の変化はありますが、本州のように「春が来た、秋になった」という劇的な四季ではなく、季節が一年を四分割するのではなく、一日の中で空と風が何度も表情を変える土地なんですよね。本州にいると、時間が長い単位で流れていることを感じます。春になれば桜が咲き、夏には蝉が鳴き、秋になると虫の声が聞こえ、冬になると木々が葉を落とす。同じ公園を一年間走っていても、景色がまったく違います。だから本州の四季には、「時間が過ぎていくことを、景色から教えられる」という風情があります。これは少し切ない。桜が散れば「また来年」。秋の虫が鳴けば「今年も夏が終わった」。紅葉が落ちれば「もう一年が終わる」。つまり四季は、美しいだけでなく、人生の時間を意識させる装置でもあります。一方、石垣島は違います。朝は青空だったのに、突然黒い雲が来る。ザーッと雨が降る。「今日は駄目かな」と思っていると、30分後には強烈な太陽が出る。そして夕方には風が変わる。一日の中に、晴れ → 雨 → 風 → 曇り → 晴れ、がある。ですから石垣島では、時間よりもむしろ「今、この瞬間」を強く感じます。東京では一年の中に四季があり、石垣島では一日の中に四季がある。
著者 砂川昇建




