《職場の教養に学ぶ》
お題:楽に頼りすぎない
2026年11月19日(木曜)
【今日の心がけ】体調管理に努めましょう
砂川昇建の思うところ
私は、風邪を引いたぐらいでは薬を飲みません。滅多な事では薬は飲みません。それは、プラセボ効果といって、薬が効くという期待などによって、症状の感じ方が変化するからです。つまり思い込みです。風邪くらいであれば寝ていれば自然になおります。サリドマイド事、妊娠中の服用により、胎児に手足などの形成障害。スモン事件、整腸剤に含まれるキノホルムによる神経障害、歩行障害など。薬害エイズ、HIVに汚染された血液製剤による感染、薬害C型肝炎、汚染された血液製剤によるC型肝炎感染など、過去には薬害により被害を受けた症例も沢山あります。ここから学べるのは、薬の効果が認められていても、未知の重大な危険が存在する可能性があるということです。薬の治験は、一般にランダム化プラセボ対照試験と呼ばれます。参加者を無作為に分け、一方には有効成分を含む薬、もう一方には有効成分を含まないプラセボを投与します。可能な場合は、患者だけでなく医師や評価者も、誰がどちらを使用しているか分からない「二重盲検法」を用います。仮に、風邪の症状を改善する薬を調べるとします。「薬を飲んだ70%が改善したから、70%すべてが薬の効果だ」とは言えません。また、プラセボ群の50%が改善した理由も、すべて思い込みではありません。自然治癒、症状の変動、休養などが含まれます。実薬群とプラセボ群の差を統計的に検討することで、薬の効果を推定するのです。例えば風邪薬を飲んでも、それが必ずしも風邪を治すわけではなく熱を下げる効果にとどまるのです。ですが、熱が出るのは、体内で免疫校が最大になるように体内で発熱しているからです。発熱を「病気そのもの」と考えるのか、それとも「病気に対する身体の反応」と考えるのか。この違いは大きいと思います。現代医学でも、発熱を一律に抑えることが必ずしも望ましいとは考えていないそうです。しかし、自然治癒力を尊重することは、医学的な介入をすべて拒否することでもありません。「身体の働きを尊重しながら、身体だけでは対応しきれないときに医学の力を借りる」がいいのではないでしょうか?辛口の養老先生にも相談してみて下さい。
著者 砂川昇建




