《職場の教養に学ぶ》
お題:善意の誤算
2024年12月17日(火曜)
【今日の心がけ】相手の心に寄り添いましょう
砂川昇建の思うところ
後輩の成果物に文句をつける先輩の話です。ある意味では、私も、営業を始め様々な部門に意見する立場です。それにはいくつかの理由があります。一つは、私なりの経験で成功を収めてきたからです。一つは、行動を起こすには資金が必要だからです。人を動かし、時間をかける事は資金が必要です。成功の確率が見込めない案には投資できないのです。一つは、短期的な成功ではなく、企業文化を構築する事を考えているからです。一つは、それを学び、私と同じような考え方と行動が出来る人を育てる必要があるからです。未来は誰にも分かりません。しかし「確立と可能性」で諮る事はできます。一生懸命、掃除をした「周利槃特」に、お釈迦さまは「ダメだ」と何回もやり直させました。それを繰り返す事で「周利槃特」は考え、「悟りを開いた」のです。この話の「神髄」は、悟りを得た「周利槃特」の事ではなく、自分の名前も忘れるくらいの「周利槃特」を「悟りの境地」に導いた「お釈迦様」の凄さだと思います。つまり「教える側」も「教えられる側」も真剣に取り組む姿勢が必要だと思います。教える側は、根拠や実績のない考えで批判する事は適切ではありませんし、教えられる側も、直ぐに諦めたり、辞めてしまったりするようでは成功を収める事は出来ないと思います。
著者 砂川昇建