《職場の教養に学ぶ》
お題：妻の気持ち
2025年6月26日(木曜)
【今日の心がけ】相手の気持ちを受け入れましょう
砂川昇建の思うところ
炊事、洗濯も手伝う夫が妻の気持ちに寄り添っていない、と言う話です。今日のお題は何を伝えたいのかよく分かりません。「夫が家事や育児を手伝っているのに、妻が満足していない」というケースはよくあります。ここで見落とされがちなのは、「行動」よりも「気持ちへの共感」が重視される場面があるという点です。つまり、物理的にサポートするだけでは足りず、精神的なつながりや理解が求められるということですね。男性は、文化的にも「論理」「結果」「競争」「解決策」を重視しがちです。しかし、女子は、「答え」より「共感」や「受容」が求める場面が多い。つまり、男性は物理的な応援だけではなく、精神的な共感も必要と言う事になります。男性は「慈悲の心」が求めらるのかもしれません。一方、女性は、慈悲の心に加えて、智慧が必要です。期待しすぎず、執着を手放す（煩悩を離れる）。相手の未熟さや弱さも、自然なこととして受け止める（無常・無我を知る）。感情に巻き込まれすぎず、俯瞰して見る心（般若の智慧）。つまり、慈悲に智慧を添える女性は、深くてしなやかな心を持つ存在と言えます。本来、仏教は性別によって精神を分けるものではありません。慈悲も智慧も、「どちらも人間に必要な完成された心のあり方」です。ですが、現実の人間関係では、男性が慈悲を学ぶと「共感力」が上がり、衝突が減る。女性が智慧を学ぶと「感情に流されず、自分を守れる」ようになる。このように、それぞれの特性を補完するように作用するため、あえて役割的に分けて考えるのは、実践的な意味があるとも言えます。具体的にどうすれば良いのか？「相手にあまり期待しすぎない事」ではないでしょうか？
著者 砂川昇建
