砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:水の循環

2026年8月28日(金曜)

【今日の心がけ】水を大切に使いましょう

砂川昇建の思うところ

新宿高層ビルのトイレの洗浄水は「循環水」と書いてあります。新宿のトイレの水は、どうやって再利用するのか?西新宿などから出た下水は水再生センターへ送られます。まず大きなゴミや砂を取り、沈殿しやすい汚れを沈めます。その後の主役が、微生物(活性汚泥)です。微生物を含む汚泥に空気を送りながら6~8時間ほど混ぜると、微生物が水中の有機物を食べて分解します。その後、微生物を沈殿させて上澄みの水を取り、消毒します。これは、石垣島排水浄化と同じしくみです。そして、トイレなどに再利用する水については、通常の下水処理だけでなく、ろ過やオゾン処理などの高度な処理を加えます。東京都はこうして作った「再生水」を、西新宿や中野坂上のビルへ送り、主にトイレの洗浄水として使っています。落合水再生センターで処理した水の一部が、この用途に利用されています。ここで面白いのは、飲めるほどの水質にする必要はないという発想です。便器を流す水や散水、道路・設備の洗浄などに、わざわざ飲料水と同じ水質の水道水を使う必要はありません。この「上水と下水の中間」に使う水を一般に「中水」と呼ぶそうです。では、水道技術の優れた日本で、なぜペットボトル水が普及したのか?1980~2000年代にコンビニや自動販売機が広がり、PETボトルが軽量化され、「水を買って持ち歩く」生活習慣そのものが定着しました。また、水道水には地域や時期によってカルキ臭・カビ臭などを感じることがあり、「安全かどうか」と「おいしいと感じるか」は別問題です。そして、2011年の福島第一原発事故は、別の意味で大きな出来事でした。事故直後には水道水の放射性物質に対する不安が強まり、とくに乳幼児のいる家庭などでボトル水を選ぶ動きが起こりました。私は、普段は、水道水をペットボトルに入れて数日おいて塩素を抜き、冷やして飲んでいます。水道水は「水道法」で51種類以上(厳密には124+PFOS)の厳しい検査を受けています。一方、ペットボトルは、食品衛生法での管理です。雰囲気やおしゃれで利用数するのではなく、理由や検査基準を調べて見ましょう。

著者 砂川昇建

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