《職場の教養に学ぶ》
お題:クリスマスの植物
2024年12月12日(木曜)
【今日の心がけ】植物に目を向けましょう
砂川昇建の思うところ
クリスマスには、ポインセチアをはじめとしたさまざまな植物が象徴的に使われます。メキシコ原産で、「クリスマス・フラワー」として広まりました。赤い部分は花ではなく「苞」と呼ばれる葉の一部です。常緑樹であるモミの木やヒノキは、クリスマスツリーとして使用されます。常緑樹は「永遠の命」や「希望」を象徴するとされ、キリスト教以前の冬至の祭りから使われていました。ツリーとして飾られ、オーナメントやライトで華やかに装飾されます。ヒイラギは、 ギザギザの葉がキリストの茨の冠を、赤い実がキリストの血を象徴するとされています。魔除けや幸運をもたらす植物とされ、リースや飾りに使用されます。ヤドリギは、白い実と緑の葉を持つ植物で、木に寄生して育つ性質があります。 古代北欧では「平和と愛」を象徴し、ヤドリギの下でキスをすると幸運が訪れるという風習があります。家の入口やリビングに飾られます。アマリリスは、鮮やかな赤や白の花がクリスマスの装飾にぴったりです。クリスマスローズは、名前に「クリスマス」とついていますが、バラではなくキンポウゲ科の植物です。ロズマリーは、香り高いハーブで、クリスマスの料理や飾りに使われます。古代から「聖なるハーブ」として扱われ、キリスト教とも結びつきが深い植物です。他にも、クリスマスに使われる植物はたくさんあります。クリスマスに使われる植物は、その多くが「希望」「永遠の命」「平和」といったポジティブな意味を持っています。それぞれの植物が持つストーリーや象徴を理解しながら飾ることで、より深い意味を持つクリスマスの演出ができます。
著者 砂川昇建