《職場の教養に学ぶ》
お題:多様な文化に触れる
2025年9月26日(金曜)
【今日の心がけ】広い視野で物事を捉えましょう
砂川昇建の思うところ
世界には「郷に入っては郷に従え」と感じさせるユニークな文化がたくさんあります。フィンランドの「サウナ文化」は、単なる入浴施設ではなく、人と人とのコミュニケーションの場でもあります。ビジネスの会議や家族の集まりまでサウナで行うこともあり、裸で肩を並べて語り合うことで壁がなくなるのです。インドの「多様な祭り」は、ヒンドゥー教・イスラム教・キリスト教など様々な宗教が共存しているため、年間を通じて色鮮やかな祭りがあります。特に「ホーリー祭」では、色粉を掛け合って国中がカラフルに染まる風景が有名です。ニュージーランドの「マオリ文化」は、ラグビーの試合前に行う「ハカ」という伝統舞踊は、勇壮で力強く、相手を威嚇するだけでなく、祖先や仲間との結束を示す意味も込められています。身近な文化として起業文化が有ります。企業文化は「会社の性格」にたとえられるように、働く人々の行動や価値観に大きく影響します。よい企業文化の特徴には次のようなものがあります。ビジョン・価値観の共有→「何のために働いているのか」が明確で、社員がその目的に共感できると、一体感ややりがいが生まれます。多様性を尊重する→国籍・性別・バックグラウンドの違いを受け入れ、それを強みに変える企業は柔軟で持続的に成長しやすいです。学びと成長を支援する→教育やキャリア支援が整っていると、人が育ち、結果として企業も成長していきます。感謝や承認がある→仕事の成果や努力が正当に認められ、感謝されることで社員のモチベーションが高まります。まとめると、国の文化も企業文化も「人々の価値観や行動の積み重ね」が形になったものだと言えます。
著者 砂川昇建




