砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:優しさの連鎖

2026年11月16日(月曜)

【今日の心がけ】受けた優しさを周囲に広げましょう

砂川昇建の思うところ

田舎では親切な人が多いです。地方では顔見知り同士の関係が多く、都会では一度しか会わない人との接触が多い傾向があります。社会学では、こうした関係を考える際に「共同体」と「社会」という概念が使われるそうです。調べて見ると、ドイツの社会学者 フェルディナント・テンニース は、共同体的な結びつきを「ゲマインシャフト」、目的や利害を中心とした結びつきを「ゲゼルシャフト」と呼びました。地方の共同体では、同じ相手と繰り返し接する機会が多いため、信頼や評判が重要になります。一方、都市では匿名性が高く、他人との距離を保つことが必要になる場合があります。しかし、これは都会の人間に優しさがないという意味ではありません。都会では、他人に干渉しないこと自体が、相手の自由やプライバシーを尊重する行動になることもあります。 つまり、地方では「関わること」が優しさになり、都会では「干渉しないこと」が優しさになる場合もあるのだそうです。優しさとは打算なんでしょうか?打算的な優しさが必ずしも悪いわけではないということです。例えば、商売人がお客様に親切にするのは、また来店してほしいという期待があるからかもしれません。しかし、その親切によってお客様が幸せになれば、双方に利益があります。これは健全な商取引です。問題になるのは、相手を思いやる気持ちがまったくなく、自分の利益のためだけに相手を利用する場合でしょう。一方で、見返りを期待せず、他人のために行動する人もいます。例えば、上司から厳しく注意されたとします。ある社員は「自分の成長を期待してくれている」と感じます。 別の社員は「自分が嫌われている」と感じます。また別の社員は「指摘は正しいが、言い方が不適切だ」と考えるかもしれません。同じ言葉を聞いても、受け止め方は異なります。これは心理学でいう「認知的評価」と関係しています。そもそも、優しさの本質とは何でしょうか?時間軸があるかも知れません。叱ると嫌われるかもしれないと叱らない上司は今を大事にしています。指摘して改善させる上司は未来を考えている意味では優しいのかも知れません。

著者 砂川昇建

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