《職場の教養に学ぶ》
お題:感謝の言葉
2025年11月23日(日曜)
【今日の心がけ】感謝を言葉にしましょう
砂川昇建の思うところ
店員や客、役職の違い、年齢の違い、収入のちがい、職業の違いで横柄な態度をとる人がいます。居酒屋で、配膳するひとが困らないように、置く場所をつくったり、受け取ったり、ありがとうと声をかける、このような事は、自分が配膳かかりを経験して初めて大変さが分かり感謝の気持ちがあるのだとおもいます、石垣島の方言では「人文(じんぶん)が付く」といいます。役職・年齢・立場・金銭で上下をつけ、態度を変える人は、本当の意味での「人間の品格」が身についていない状態です。石垣島の方言で言う「人文(ひとぶん)が付く」これは人としての深み・気品・徳が備わるという意味ですね。高い地位に就いたから偉いのではない。お金を持ったから立派なのではない。人に仕えてもらう側になったから優位なのではない。人をどう扱うかが、その人の高さである。権威や肩書は“外側の高さ”思いやりや礼節は“内側の高さ”真に価値があるのは後者です。配膳を知れば、配膳する人の気持ちがわかる。清掃を経験すれば、汚す行為の意味がわかる。現場を知れば、責任者の重みも理解できる。経験こそが感謝を育てる根っこです。本当に力のある人は、態度がやわらかく、言葉が丁寧。それは「自分が偉いのではなく、役割を任されているだけ」と理解しているから。力は誇るものではなく、使い方が問われるもの。思いやりは美徳ではなく“力”。気遣いは弱さではない。他人を思いやれる人こそ、強く、尊い。生きているのではなく、生かされているを知りましょう。
著者 砂川昇建
 
		 
		 
		 
		 
		
	
			



