《職場の教養に学ぶ》
お題:一期一会
2025年11月21日(金曜)
【今日の心がけ】物への感謝を深めましょう
砂川昇建の思うところ
石垣島の方言で「いちゃりばちょーでー」は一度会えば兄弟、つまり「一期一会」の意味です。沖縄の温かい人情を象徴する言葉ですね。 この精神は「一期一会」と響き合います。どちらも「出会いは一度きり、だから大切にせよ」という哲学が根底にあります。人との縁、場との縁、出来事との縁は、長い時間と条件が重なって生まれます。同じ相手に何度会うことがあっても、その瞬間、その空気、その心の状態は一度きり。「一期一会」は茶道の心得から生まれました。千利休は茶席をこの瞬間に全ての心を尽くす場としました。今日の客は二度と同じ顔ぶれではない。心を込めてもてなす、その瞬間を共有する、これは、ビジネスでも家庭でも人間関係の本質です。成功だけでなく、苦しみや困難も二度と同じ形では来ません。苦難は成長の種、挫折は人の厚みをつくる、出来事はすべて未来の布石、「なぜ起きたか」ではなく、「この出会いをどう生かすか」と考えると、人生が動き始めます。日々、ベストを尽くして胸を張れる仕事をしましょう。
著者 砂川昇建
 
		 
		 
		 
		 
		
	
			



