《職場の教養に学ぶ》
お題:知らない事を知る
2025年2月21日(金曜)
【今日の心がけ】新たに学ぶ意識を持ちましょう
砂川昇建の思うところ
仕事を「豊かな生活をするための手段」としてとらえている人は成長しません。多くの人が仕事を「豊かな生活を送るための手段」と考えます。しかし、その考えに留まっていると、成長は鈍化し、目先の利益だけを追い求める姿勢になりがちです。一方で、仕事を「自分を成長させる場」と捉えると、日々の業務そのものが学びとなり、結果として収入や評価も後からついてくる。収入は成長の副産物であり、スキルの蓄積が本質的な財産になるのです。仕事の価値は単に経済的な収入にあるのではなく、「分からなかったことが分かるようになる」「出来なかったことができるようになる」というスキルアップの過程そのものにあります。このスキルの蓄積こそが本当の「報酬」であり、自己投資の結果として後に収入としても還元されるのです。つまり、「お金を稼ぐことが目的」ではなく、「自分を高めることが目的」であれば、自然とお金もついてくるという構造です。仕事を始めたばかりの未熟な人は、「自分が何をできるか」「自分の価値をどう示すか」という "個の視点" にとらわれがちです。しかし、組織の中で本当に価値があるのは、「全体の成果にどう貢献できるか」という 「全体の視点」 です。未熟な人ほど「自分の能力が十分に評価されていない」と感じ、プライドが先行し、努力を怠ることがあります。しかし、熟練者になると、「まだまだ自分には学ぶべきことがある」と気づき、むしろ努力を続けるようになります。成長の本質は、自分の未熟さを自覚し、それを補うための努力を続けられるかどうかにかかっています。では、働くとは何か?結論として「価値を生み出すこと」だと言えます。結局のところ、仕事とは 「自己鍛錬の場」 です。スキルを磨き、人間性を高め、社会に貢献する。その過程で、収入も評価もついてくる。そう考えれば、仕事は単なる「生活のための手段」ではなく、「自分を高めるための道」だと理解できます。熟練者ほど「仕事を通じて自分を鍛える」ことを楽しみます。だからこそ、いつまでも成長し続ける。未熟な人は、労働時間とお金を換算して考えるから「言われた事以外はしたくない」と考えます。そのような人の事を「単純労働者」と呼びます。
著者 砂川昇建




