《職場の教養に学ぶ》
お題:授業参観
2025年6月13日(金曜)
【今日の心がけ】相手の立場を考えて行動しましょう
砂川昇建の思うところ
友達から届いた郵便物が料金不足で、その事を伝えるべきか否かと言う話です。こちらも、料金不足の郵便物をおくる手もあります。幸恵さんの「幸」は、不幸の「こう」ですよね。と漢字を聞いてくる社員がいました。普通は、「こうふく」の「こう」ですよね、と聞いてくるはずですが、たまにはひねくれた人もいます。しかし、何故、料金不足の郵便物は受取人が払うようになったのでしょうか?「郵便料金が不足している場合に、受取人に請求がいく」という仕組みには、歴史的・実務的な理由が背景にあるそうです。意外かもしれませんが、郵便制度が始まった当初(19世紀前半まで)は、差出人ではなく受取人が料金を支払うのが一般的だったようです。理由は、手紙の重要性や本当に受け取りたいかどうかを、受取人が判断できるようにするためです。差出人が宛名に記載されていなかったり、虚偽の住所だったりすると、郵便局が料金を請求する先がないという現実的な問題もあったようです。郵便物の受取人は、料金不足分の支払いを拒否する権利があります。この場合、郵便物は差出人に返送されます(あるいは廃棄されることも)。私は、郵便物の受け取り拒否は知りませんでした。
著者 砂川昇建




