《職場の教養に学ぶ》
お題:積土成山
2025年3月4日(火曜)
【今日の心がけ】継続する行動力を決めましょう
砂川昇建の思うところ
「積土成山(せきどせいざん)」は、小さな努力を積み重ねることで大きな成果を生むことを意味する言葉です。イチロー選手は、「天才」と称されることが多いですが、その裏には計り知れない努力の積み重ねがありました。 彼は子どもの頃から毎日バッティング練習を欠かさず、1日200スイング以上を続けていました。プロ入り後も、自分のスイングやフォームを徹底的に研究し、試合前の準備を入念に行いました。 また、ストレッチや食事管理、メンタルケアに至るまで細かくこだわり、試合に向けて最高の状態を維持し続けました。結果として、メジャーリーグでの歴代最多安打記録(年間262安打)をはじめ、多くの偉業を成し遂げました。世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏も、「積土成山」の考え方を体現しています。彼は若い頃から投資の勉強を始め、10歳で初めて株を購入しました。その後も毎日大量の企業レポートや財務情報を読み込み、長年にわたり「価値投資」の哲学を磨き続けました。また、短期的な利益を追わず、長期的な視点で優れた企業に投資し続けるという姿勢を貫きました。その結果、彼は世界有数の富豪となり、「オマハの賢人」として尊敬を集めています。イーロン・マスク氏(Tesla、SpaceXのCEO)は、テクノロジーの進化を信じ、その実現に向けて不断の努力を続ける人物です。彼は10代の頃からプログラミングを独学し、大学在学中に起業。その後、PayPalの成功を経て、電気自動車(Tesla)や宇宙開発(SpaceX)に取り組みました。特にSpaceXでは、初期のロケット打ち上げが何度も失敗し、資金が尽きかけましたが、それでも諦めずに技術改善を続け、ついには商業宇宙開発を成功させました。スタジオジブリの創設者であり、日本を代表するアニメーション監督・宮崎駿氏も、長年にわたり努力を積み重ねてきた人物です。彼はアニメーター時代から「1秒24コマ」という緻密な作画にこだわり、毎日膨大な枚数の絵を描き続けました。『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などの作品は、すべて彼の情熱と努力の結晶です。私達も仕事を通して継続して努力していく事を実践しましょう。
著者 砂川昇建




