《職場の教養に学ぶ》
お題:職場での学び
2025年6月28日(土曜)
【今日の心がけ】自分磨きを続けましょう
砂川昇建の思うところ
「労働とは何か?」「働くことで人はどう成長し、どう幸福になるのか?」というテーマです。弊社の、社是は、「志学業献」です。志→同じ目的を持つ仲間と共に。学→働く中で学び続け。業→その学びを実践に活かし。献→社会に貢献していく。この四文字の中に、個人の成長と社会貢献の両立というビジョンが端的に表現されています。労働を「お金のため」と考える人と、「学びや成長の機会」と捉える人とでは、人間的な幸福の質がまったく違ってきます。「お金との交換」としての労働は、ゴール=報酬。意識=義務的、受動的、外的動機。成果=疲労感、時間の消費、惰性。幸福=短期的な快はあるが、内面の充実は薄い。このタイプの人は、与えられたことはこなしても、自発的な学びや挑戦をしない傾向が強いです。「学びや成長の場」としての労働は、ゴール=自己成長・社会貢献。意識=能動的、創造的、内的動機。成果=スキルの蓄積、信頼、達成感。幸福=自己効力感・意味のある人生。 このタイプは、自分の働きが社会や他人にどう役立っているかに目を向けます。結果的に、お金以上の価値(信頼、人脈、成長、尊敬)を手に入れていくことが多いです。仏教では、「正命(しょうみょう)」=正しく生きるための職業的実践を重視します。欲のためだけに働くのではなく、他を生かすために働く。そこに「利他」の精神があり、それが巡り巡って自己の幸福になります。この意味でも、「志学業献」は非常に仏教的でもあり、「成長しながら他を生かす」という理念を体現しています。実践して行きましょう。
著者 砂川昇建




