《職場の教養に学ぶ》
お題:二匹目のどじょうを狙うな
2026年6月2日(火曜)
【今日の心がけ】世の中の変化からニーズを読み取りましょう
砂川昇建の思うところ
社会やビジネスに答えはありません。「やなぎの下のどじょう」は、半分は真実で、半分は誤解です。同じ場所にどじょうは毎回いるわけではない。でも、“なぜそこにどじょうが集まったのか”を理解すると再現性が生まれる。ここが商売の核心に近いです。たとえばジェネリック医薬品。後追いに見えますが、成功した会社は単に「真似した」のではありません。彼らは、特許切れのタイミングを読む、製造コストを極限まで下げる、医師・薬局・流通との信頼を積む、品質事故を起こさない、地味な供給を安定させる、という、“誰もやりたがらない運用”を磨きました。つまり成功の本体は、アイデアではなく、供給能力と継続能力だった。クリーニング屋も似ています。外から見ると、洗う、アイロンする 返す、だけに見える。でも実際は、季節変動をどう吸収するか、工場稼働率をどう平準化するか、クレームをどう減らすか、常連をどう維持するか、単価をどう上げるか、で利益が決まります。でも長く続く会社はむしろ、面倒なことををちゃんとやる、品質を崩さない、キャッシュを切らさない、顧客を失望させない、小さな改善を積む、を徹底しています。派手ではない。
著者 砂川昇建




