砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:約束に大小ははない

2025年6月29日(日曜)

【今日の心がけ】きめごとはきちんと守りましょう

砂川昇建の思うところ

「社会人として約束を守ること」の意義は、自分自身の信用を築き、他者との信頼関係を育て、社会全体の秩序や調和を保つことにあります。それは単なる「言ったことを実行する」ことではなく、「自分の行動に責任を持つ」という姿勢の表れです。約束を守る事の大切さは、走れメロスで学びましたね。メロスは親友セリヌンティウスの命と引き換えに「必ず戻ってくる」という約束を交わします。王に対してもそうですが、彼が本当に守ろうとしたのは、「自分自身との約束」です。途中で何度も心が折れそうになりながらも、走り続けたのは、「裏切りたくない」相手がいたからでもあり、「裏切る自分を許せない」からです。社会にはいろいろな約束がありますが、それらはすべて「他者との信頼」の形です。ただし、それを守るかどうかは、自分の「誠実さ」や「覚悟」にかかっています。『走れメロス』では、信じることも、走ることも、すべて「自分自身で選び取った行動」でした。だからこそ、誰に評価されなくても価値があるのです。現実社会では、信じていた相手に裏切られることもあります。しかし、その経験があるからといって、自分も信義を失えば、そこで信頼の連鎖は途切れます。メロスも、途中で「人間不信」になりかけます。それでも走ることを選んだのは、「自分が裏切られたとしても、裏切る側にはなりたくない」という意志からです。この姿勢は、社会人として非常に大切なことです。自分の価値観や信条を持ち続けることは、他人によって左右されるものではなく、「自分の生き方をどう貫くか」に関わります。社会は、個々人の信用で成り立っています。「この人は約束を守る」という信頼が積み重なれば、協力も、商取引も、人間関係も円滑になります。信用は一朝一夕で築けるものではなく、小さな約束を守ることの積み重ねでしか生まれません。 『走れメロス』のラストで、王は「人を信じること」を再び学びます。これはメロスの行動が、ただ「戻ってきた」だけでなく、「人は信義に生きることができる」という事実を証明したからです。約束を守ることは、時に損をしたり、報われなかったりするかもしれません。しかし、それでも守るべき理由は、「自分自身に恥じないため」です。信頼とは、他人のためだけにあるのではなく、自分の誠実さを証明する場でもあります。「信じるに足る人間であること」。それが、社会人としての信用の基礎であり、『走れメロス』の核心でもあります。

著者 砂川昇建

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