砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:微を防ぎ漸を杜ぐ

2024年12月28日(土曜)

【今日の心がけ】相手の言動の意味を汲み取りましょう

砂川昇建の思うところ

渋沢栄一の幼年期に無駄使いをして父親に叱られた話です。「微を防ぎ漸を杜ぐ」という言葉の神髄は、節約という狭い意味に留まらず、日々の些細なことに気づき、それを大切にしながら行動を継続することで、大きな問題や悪い結果を未然に防ぐことにあります。気づいたことをそのまま放置せず、それについて考え、具体的な行動に移すことが重要です。小さな問題を放置することで大きな損害や混乱が生じる可能性を未然に防ぎます。そして、一度気づき、行動するだけでなく、それを習慣として続けることが鍵です。たとえば、毎日少しずつ部屋を片付けることで、大掃除が不要になるように、継続的な行動が結果的に大きな成果を生みます。節約は「微を防ぎ漸を杜ぐ」の一部としての解釈が可能ですが、それがすべてではありません。節約は、小さな無駄をなくし、資源を有効に使うことを指しますが、この思想の本質はむしろ「小さなことへの気づきと行動が、人生全般にわたる良い結果を生む」ということです。ところで、渋沢栄一は、三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎の誘いを断り日本の発展の為に寄与しました。渋沢栄一の思想の根本は、「道徳と経済の両立」という理念に集約されます。これは、彼の代表作『論語と算盤』にも詳しく記されています。渋沢は、経済活動において倫理や道徳を重視しました。「人のため、社会のために働くことが結果として利益を生む」と考え、利益追求だけではなく、公共の利益や社会的責任を果たすことを重視しました。一方で、岩崎弥太郎の思想の核心は「実利主義」にあります。彼は、現実的な利益を追求し、経済力によって国家を支えることを重視しました。岩崎は、「商業や事業はまず利益を上げることが重要である」と考えました。これは、三菱財閥を短期間で巨大な組織に成長させた彼の行動からも明らかです。渋沢が「公益」を追求したのに対し、岩崎は「個人の成功」を大きなモチベーションとしていました。彼の事業活動は、自分の夢を実現するための手段でもあったのです。渋沢栄一は、経済活動を「公益と道徳」を通じて行うことに人生を捧げ、現代の「持続可能な社会」の先駆者とも言えます。一方で、岩崎弥太郎は、厳しい競争と利益追求を通じて国家を支える経済力を築き上げました。どちらも近代日本の発展に大きく貢献しましたが、渋沢が「社会全体の発展」を軸にしたのに対し、岩崎は「個人と組織の成功」を基盤にした点で対照的です。

著者 砂川昇建

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