砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:子供から教えられたこと

2026年10月20日(火曜)

【今日の心がけ】素直に学ぶ心をもちましょう

砂川昇建の思うところ

親が子供を叱る、上司が部下を叱る、表面上は同じ「叱る」でも、関係の土台がまったく違うと考えた方が整理しやすいです。両者には「利害関係」は非常に重要な違があるからです。ただ、もう一段分解すると、愛情・責任・契約・目的・関係の永続性の5つで考えると明確になります。親の「叱る」は、本人のためという性格が強い。たとえば子供が勉強しない。親が困る面も多少ありますが、「勉強しなさい」「約束を守りなさい」「人に迷惑をかけてはいけない」と叱る根底には、「将来、この子自身が困らないように」があります。子供が失敗しても、親は簡単には関係を解消できません。むしろ失敗したときほど助けることさえあります。ですから親子では、叱る → 教える → 失敗する → また教える。をかなり長期間繰り返すことが許されます。しかも親は、勉強だけでなく、挨拶、生活習慣、金銭感覚、人間関係、倫理観まで教育します。会社では、順序が逆です。会社は基本的には、「あなたを立派な人間にするために雇っている」のではありません。仕事をしてもらい、その対価として給与を支払っています。したがって上司が、「報告してください」「期限を守ってください」「顧客にこのような対応をしてはいけません」と言う第一義的な理由は、部下を人格的に成長させたいからではなく、仕事を正常に遂行する必要があるからです。もちろん、良い上司なら、「この経験で成長してほしい」とも考えるでしょう。会社は学校ではないと言う考えは、「誰が失敗の代金を払うか」です。ここに親子以上に厳しい問題があります。社員Aが100万円のミスをした。本人の給料から100万円を取って終わり、という話には通常なりません。 会社が損失を負担する。上司が顧客に謝罪する。同僚が修復作業をする。場合によっては顧客を失う。つまり職場では、一人の行動の結果を他人が負担することがあります。だから上司には指導する必要があります。「本人がそうしたいなら好きにすればいい」という個人主義だけでは組織は成立しません。ここが家庭教育とはかなり違います。会社は学校ではない。会社が学校ではない以上、教育と評価を混同しないということです。親は「あなた自身」を育てる。上司は「あなたの仕事」を育てる。ですね。

著者 砂川昇建

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