《職場の教養に学ぶ》
お題:関係づくり
2026年10月9日(金曜)
【今日の心がけ】相手に関心を持ちましょう
砂川昇建の思うところ
人間関係の話です。例えば、営業の仕事は、頑固おやじには近づきたくないですが、実際は、打ち解けると信頼されやすいです。ライバルも近寄らないので、チャンスは多いです。このように、表面上で感じる事と実際はことなります。異なるというか、メリットデメリットは混在するということです。ギブ&テイク、テイク&ギブとはいいません。つまり、人間関係は相手ではなく自分がつくる、という事だと思います。「頑固おやじ」は、付き合い始めは面倒です。話を聞かない、愛想がない、要求が細かい。だから普通の営業は避ける。しかし、その「頑固さ」は裏返すと、一度認めた相手を簡単には変えないという性質でもあります。逆に、誰にでも愛想がよく、すぐ仲良くなれる人は営業しやすい。しかし、他社の営業にも同じように接している可能性があります。入口が広いというメリットは、競争相手も入りやすいというデメリットとセットなのです。同じ頑固な顧客でも、A営業には「嫌な客」、B営業には「10年来の大切な顧客」になり得ます。相手の人格そのものは同じです。違うのは、その人との間に何を積み上げたかです。「あざとい」人がます。「あざとい人」は、短期的にはかなり強いことがあります。人から好かれる方法を知っている。権力者への接近がうまい。可愛がられ方を知っている。自分を有利に見せることもできる。だから、短期間だけ観察すると、「あの人は得ばかりしている」ように見えます。 ところが人間関係には時間という恐ろしい審判があります。半年なら演出できても、5年、10年になると、仕事の実力、約束を守るか、困ったときに逃げるか、人によって態度を変えるか、自分が損するときにも相手を助けるか、そういうものが蓄積されていきます。だから、あざとさは短期的な人間関係の最適化には強いが、長期的な信用の複利には弱いのだと思います。「得をする性質」は、同時に代償も生む。、つまり、「嫌な人を我慢して付き合え」という話ではありません。暴力的だったり、侮辱してきたり、こちらを一方的に利用したりする関係からは距離を取っていい。それとは別に、単に「付き合いにくい人」と「付き合ってはいけない人」を区別する能力は、営業でも人生でもかなり価値があると思います。そして最終的には、「良い人に出会えば良い人間関係ができる」のではなく、自分がどう接するかによって、人間関係のかなりの部分は変わるのだと思います。かえるの相手ではなく「自分」です。
著者 砂川昇建




