《職場の教養に学ぶ》
お題:監督からの一言
2025年3月10日(月曜)
【今日の心がけ】逆境を前向きに乗り越えましょう
砂川昇建の思うところ
「百戦百勝は、善の善なるにあらざるなり」から学ぶ「負け」の価値 。この言葉は『孫子』の「戦争において百回勝つことが最善ではない」という教えから来ています。本当に優れた戦略家は、戦わずして勝つ道を選ぶという意味ですが、これを「負けることからの学び」という視点で考えてみましょう。失敗や敗北を経験しないまま勝ち続けると、本当のリスク管理や課題発見能力が育たない。常勝に慣れると、「自分は常に正しい」と錯覚し、柔軟な発想や変化に適応する力が鈍る。例:スポーツの世界 無敗の選手が一度負けると、その後スランプに陥ることがある。一方で、負けを経験してきた選手は、敗北を受け入れ、修正し、さらに強くなる。負けを経験すると、自分の限界を知り、謙虚になる。「自分は万能ではない」という理解。「なぜ負けたのか?」と考える習慣 。「次はどう勝つか?」という向上心。成功続きの企業が一度の失敗で崩壊することがある。しかし、小さな失敗を繰り返しながら成長してきた企業は、変化に対応し、持続的に成長できる。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」この言葉は、江戸時代の剣豪であり、佐賀藩士だった松浦静山(まつら せいざん)が著書『剣談』の中で述べたものです。参考にしたいですね。
著者 砂川昇建




