《職場の教養に学ぶ》
お題:試練に直面した時
2026年9月8日(火曜)
【今日の心がけ】仕事を通じて人間力を高めましょう
砂川昇建の思うところ
人間の脳は、基本的に「予測したこと」と「実際に起きたこと」がズレると反応します。「こうなるはずだったのに、ならなかった」という予測誤差です。仕事で予定どおり進まない、相手が期待どおり動かない、努力したのに結果が出ない、こういうときには、大人でも自然にストレス反応が起こります。これは未熟さというより、問題を検知する脳の正常な機能です。幼い子どもは自分で状況を変える能力が乏しいので、泣いたり怒ったりして養育者に助けてもらいます。成長するにつれて、本来はだんだん、「不快だ」→「誰か何とかして」から、「不快だ」→「何が原因だ?」→「自分に変えられる部分は?」→「試してみよう」 という自己調整へ移っていきます。大人は、うまく行かない事が当たりまえと考え工夫や努力で成功させます。これは心理学でいう「ストレスの認知的評価」に近い考え方です。同じ失敗でも、「予定どおりにならない → 大変だ、失敗だ」と評価する人と、「予定どおりにならない → じゃあ別の方法を試そう」と評価する人では、その後の感情や行動が変わります。つまり成熟とは、ストレスを感じなくなることではなく、ストレスを感じたあとに、その感情に支配されず次の行動を選べるようになることではないでしょうか?
著者 砂川昇建




