《職場の教養に学ぶ》
お題:温かい空間
2026年2月6日(金曜)
【今日の心がけ】温かい言葉で心の距離を近づけましょう
砂川昇建の思うところ
「温かい空間」は、物理的に暖かい場所のことではなく、人が“安心して存在できる状態”が共有されている空間だと思います。家庭でも、友達でも、職場でも、温かい空間には共通する要素があります。評価される前に、存在を認められている。沈黙や失敗が許される。「こうでなければならない」が弱い。相手が“役割”より“人”として扱われている。つまり、「ここにいていい」と、説明なしで感じられる空気。これが“温かさ”の正体です。家庭の温かさの核はこれです。役に立たなくてもいい。成果を出さなくてもいい。機嫌が悪くても、疲れていてもいい。何者かでなくても居ていい」。たとえば、何も話さなくても同じ部屋にいられる。失敗を報告しても、まず責められない。自分の弱さを隠さなくていい。家庭の温かさは、「人を“回復させる空間」です。友達の温かい空間とは、相互性と選択性、友達関係は家庭と違って、義務ではない。血縁でもない。だからこそ温かさは、対等で、自発的で、双方向 「一緒にいたいから、ここにいる」たとえば、くだらない話で笑える。 本音を言っても関係が壊れない。違いがあっても否定されない。友達の温かさは、人を“広げる空間”**です。新しい自分を試せる、安全な実験場でもあります。職場の温かい空間とは、条件付きの信頼、職場は本質的に、成果、役割、責任、が求められる場所です。だから家庭や友達と同じ温かさは、基本的に期待できません。それでも温かい職場は存在します。その条件は、ミスを人格否定に結びつけない。意見を言っても立場が危うくならない。人の事情(体調・生活)を考慮する。「結果を求めつつ、人を切り捨てない」職場の温かさは、人を“持続可能に働かせる空間”です。3つを比べると見える違い。場所、温かさの源、人への作用、家庭、無条件の受容、回復させる友達、対等な共感、広げる、職場、公平な信頼、続けさせる、大事なポイント(ひとつだけ)温かい空間は「優しい人がいる場所」ではありません。失敗しても関係が壊れない、感情を持った存在として扱われる、沈黙や距離が許される、こうした見えないルールが共有されている空間です。
著者 砂川昇建




