《職場の教養に学ぶ》
お題:新月
2024年12月1日(日曜)
【今日の心がけ】おかげさまの心を大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
新月の話です。新月の天文学的な性質や地球・人間への影響についてさまざまな側面があるそうです。新月は、月が地球と太陽の間に位置する月相の一つです。この時、月の地球に面している側が太陽光を直接受けず、ほぼ見えなくなります。新月は月のサイクルのスタート地点であり、約29.5日の周期で訪れます。月の引力は地球の海洋に影響を及ぼし、潮の干満を引き起こします。この現象は特に新月や満月の際に強調され、「大潮(Spring Tide)」が発生します。これにより、満潮と干潮の差が大きくなります。狼男の伝説や「月が人間に影響を与える」という考えは、文化的・神話的な要素が強いですが、月が人間や動物に影響を及ぼす可能性については興味深い研究が行われています。一部の研究では、月の満ち欠けが睡眠パターンに微妙な影響を与える可能性が示唆されています。出産率や犯罪率との関連を指摘する研究もありますが、科学的に明確な結論は出ていません。月は、毎年約3.8センチメートルずつ地球から遠ざかっています。この現象は、潮汐加速(tidal acceleration)と呼ばれる力学的効果によるものです。地球の自転と月の引力が相互作用し、エネルギーが地球から月に移動します。その結果、月の軌道が徐々に拡大します。数十億年後には、月の見た目の大きさや潮汐効果も現在とは大きく異なるものになると予測されています。月の引力は、地球上の物体に直接作用しますが、他の天体(太陽など)の影響と比較すると相対的に小さいです。ただし、海洋のように流動的なものには顕著な影響を与えます。太陽に様な人だと評される人がいますが、月のような人とはどのような人でしょうか?「あなたは月のような人だ」と誰かを評するのは、その人の持つ柔らかさや包容力を称賛する表現として素敵かもしれません。
著者 砂川昇建