砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:海を渡った葛

2023年9月6日(水曜)

【今日の心がけ】事前の摂理に学びましょう

砂川昇建の思うところ

「葛」の事は知りませんでした。鍋に入れる「葛切り」は好きですがどうして作られるのか知りませんでした。どうやら、葛という大豆の仲間・マメ科のつる草の根っこのようです。葛の木は、夏の間に光合成をし、秋から冬にかけて地上部が枯れ落ちる頃に養分がでんぷんとして根に蓄えられます。根っこはいつでも土の中にありますが、葛粉を作るためには冬に掘りに行かなければなりません。また、葛はどこにでも生える植物ですが、地上部を刈り取られては光合成ができませんので、定期的に草刈りされる空き地や川の土手の葛ではでんぷんが蓄えられません。それに、地面に生え広がる葛は節々から根を出してしまうので、養分が分散されてしまい根が肥大化しません。このような理由から、葛粉を作るためには数年放置された(手入れされていない)雑木林で高い木々に巻き付いて上へ上へ伸び、大きな樹幹を作っている葛を選ばなければなりません。良質な葛は日当たりの良い南側の急斜面が良くとれます。冬は地上部が枯れ落ちているため、特徴のある葉っぱもなく残されているのはつるの部分だけです。見慣れた人でないと、なかなか葛を探すこともできません。ですが、「掘り子」と呼ばれる職人さんは藤や他の木とは違う、葛の黒くてごつごつしたつるを見つけ、手早く葛の根を掘り出します。葛のつるは年を追うごとに太くなり、人の胴回りより太くなることもあります。葛とフジはよく似ていますが、葛は「黒クズ」とも呼ばれ、つるが黒いのが葛。白いのは「花藤(はなふじ)」と呼ばれ、根を掘ってもでんぷんはありません。なので掘り子さんは冬になると山に入り、葛の根を掘り出すのです。手間暇かけて作られるのですね。俳優の渡哲也さんは鼻垂れ食っているみたいで嫌いだと言っていました。私は好きです。 。

著者 砂川昇建

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