《職場の教養に学ぶ》
お題:月への憧れ
2023年6月30日(金曜)
【今日の心がけ】天体の神秘に目を向けましょう
砂川昇建の思うところ
月の起源についてですが、最も一般的な説の一つは「大衝突説」です。約45億年前、若い地球に巨大な天体が衝突し、その結果、地球の一部が剥がれて月が形成されたそうです。この説によれば、月は地球と共通の物質からできていると考えられています。一方、なぜ月には水や空気が存在しないのかという点ですが、これはいくつかの理由が考えられます。まず、月の重力が地球の約1/6しかないため、軽い気体や水分子は容易に脱出してしまうと考えられています。また、月の表面温度は非常に極端で、太陽からの放射熱と夜の極寒の間で大きな温度変化があります。これによって水や気体は蒸発し、凍結してしまうそうです。さらに、月は地球と比べて地殻の厚さが薄く、地震活動や火山活動もほとんどないので、地球上のような大気や水の循環が起こりにくい環境が形成されていると考えられています。又、海の満ち引きと月の引力の関係は実際にあるそうです。月は地球に対して引力を及ぼし、その引力が海の水を引っ張ることで潮の満ち引きが起こります。月の引力によって、地球上の海水が地球に近い側と遠い側で微妙に引っ張られるため、潮が満ちたり引いたりするそうです。この現象を潮汐と呼び、月の引力が潮汐の主な原因となっています。一方、人間の出産と月の引力の関係については、科学的には直接的な証拠はありません。一部の信念や伝承では、満月や新月の時期に出産が増えると言われていますが、これはあくまで迷信や文化的な要素によるものであり科学的な根拠はないそうです。石垣島でみる夏の月はとても大きくて感動しますよ。
著者 砂川昇建