《職場の教養に学ぶ》
お題:公使の境目
2024年5月9日(木曜)
【今日の心がけ】公私文明に徹しましょう
砂川昇建の思うところ
「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教(しょあくまくさ、しゅうぜんぶぎょう、じじょうごい、ぜしょぶっきょう)とは仏教の基本的な教えです。「善を施し悪事を行わない」当たり前の事ですが、ビジネスシーンや生きる上でこれほど難しい事はありません。代表取締役を解任された人がいます。一人は、帰社日で大勢の社員に不利益な事をしておきながら、一部の総務部の女性の肩を持って事実を正当化しようとしました。「欲界」です。欲界が強い人は、物質的な欲望や名声、権力、他人からの評価などに執着することがあります。このため、他人に好かれるためにあざとい行動をとる事があります。一人は、遠距離通勤を毎日タクシーで帰るようになっていました。人間界は、六道(地獄界、餓鬼界、畜生界、阿修羅界、人間界、天界)と呼ばれる輪廻のサイクルの中の一つで、人間が住む世界です。人間界は、欲望や感情に左右されやすい境涯です。自身の功績を過大評価して自身の欲を満たす行動をとります。「善悪」の難しさは、その言葉が「概念」でしかないから難しいのです。そのうえ、「法律」以外の、「道徳」「倫理」「常識」にも担保されていなければなりません。日々の生活の中で深く考えて鍛錬しなければいけません。
著者 砂川昇建