《職場の教養に学ぶ》
お題:五重塔
2024年3月5日(火曜)
【今日の心がけ】柔軟な考え方で受容しましょう
砂川昇建の思うところ
五重塔の柔構造を例に思考の柔軟性を比喩しています。「絶対なんて絶対ない」は、「絶対(100%又は完全に)」が「絶対(100%又は完全に)無い」と言っているのですから絶対は「ある」という事です。これは ラッセルのパラドクス言います。「私は嘘つきです」は、「嘘(嘘つきな私の発言は嘘)」ですから「私は正直です」と言っています。矛盾とは、「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話から。もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。もし突き通せなければ「どんな盾も突き通す矛」は誤り。したがって、どちらを肯定しても男の説明は辻褄が合わない事になります。同様に、私達の思考も「ロジカル」で「クリティカル」でなければいけません。
著者 砂川昇建