《職場の教養に学ぶ》
お題:お彼岸
2024年9月19日(木曜)
【今日の心がけ】先人の思いを大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
お彼岸は、日本の仏教行事で、春と秋の2回行われます。春分の日と秋分の日を中心にした前後3日間(合計7日間)が「お彼岸」とされ、先祖供養を行う期間です。この時期には、昼と夜の長さがほぼ同じになり、自然を尊び、祖先を敬う習慣が根付いています。お彼岸の「彼岸」は、「あの世」を意味し、「此岸」(しがん)は「この世」を指します。仏教では、修行や善行を積むことで「彼岸」に到達し、悟りを開くことができるとされています。このため、お彼岸は現世とあの世を結ぶ大切な時期とされ、先祖への感謝と敬意を表す行事として行われています。沖縄の「16日祭り」(ジュウルクニチ)は、旧暦の正月16日に行われる、沖縄独自の先祖供養の行事です。この行事は、沖縄本島を中心に広く行われており、先祖の霊を迎えて供養するために特別な祈りとお供えを行います。16日祭りは、お盆やお彼岸とは異なる形で、沖縄独特の文化と習慣に根差しています。16日祭りは、沖縄の民間信仰に由来し、祖先の霊がこの日に帰ってくると信じられています。このため、家族が集まり、先祖の霊を慰め、感謝を示す儀式が行われます。日本本土のお彼岸のように仏教に基づいたものではなく、沖縄の独特の文化と宗教観を反映しています。私は、部屋に仏壇がありますから、毎朝、朝一番のお水を仏壇にお供えして先祖様に手を合わせます。
著者 砂川昇建