《職場の教養に学ぶ》
お題:生活の中の刃物
2024年7月12日(金曜)
【今日の心がけ】周囲の物に目を向けてみましょう
砂川昇建の思うところ
刃物についてです。刃物の歴史について、日本では、さしみ包丁や刀など、繊細な刃物が多く、中国の、中華包丁や青龍刀はごつい気がします。日本では(12世紀〜14世紀)には、武士の台頭と共に日本刀の製造技術が飛躍的に進歩しました。鎌倉時代の刀工である正宗や国光が有名です。日本刀は「反り」が特徴で、美しさと機能性を兼ね備えており、刃文(はもん)という模様が刃に現れるのも日本刀の特徴で、刀工の技術の高さを示しています。さしみ包丁は、平安時代(8世紀〜12世紀)頃には、魚を切るための存在していましたが、現在の刺身包丁の形に近づいたのは江戸時代です。一方、中華包丁の歴史は古代中国まで遡り、戦国時代(紀元前5世紀〜紀元前3世紀)には鉄製の刃物が普及していました。刃が広く厚いため、さまざまな用途に対応できます。切る、叩く、すり潰すなど、多機能な使用が可能です。又、中国の刀、青龍刀(せいりゅうとう)は、中国の歴史上の武器で、三国時代(3世紀)にはすでに使用されていたとされています。武器や道具の違いは、戦い方や使用目的により進化していくのかもしれませんね。
著者 砂川昇建