《職場の教養に学ぶ》
お題:新しいもの
2023年9月24日(日曜)
【今日の心がけ】理論を理解しましょう
砂川昇建の思うところ
吉田松陰の「理論」が大切と言う話です。孫正義氏は偉大な人ですが、何が偉大なのでしょうか?英語が話せる?大企業の社長だから?不屈の精神を持っているから?その本質はなんでしょうか?私は、彼は「しくみ」を作ったから、あるいは作れるから偉大だと思います。「しくみ」 は、何かを構築し、運用するための具体的な仕組みやプロセスを指します。これは、実際の行動や方法論に焦点を当てます。「理論」 は、特定の現象や事象に関する説明やモデル化を指します。これは、現象の背後にある原則や法則を理解し、説明しようとするものです。しくみと理論はお互い補完し合い、成功に向けて協力することがあります。しくみを構築する際には、理論に基づいたベストプラクティスを適用することが重要です。仕事において、しくみ作りと理論的なアプローチの両方にはそれぞれ異なるメリットと違いがあります。しくみ作りは、実際の問題やプロジェクトに焦点を当て、具体的なアクションプランや手順を策定し、実施するアプローチです。理論的なアプローチは、抽象的な概念や原則に焦点を当て、特定の問題や状況を一般的な原則に関連付けようとするアプローチです。しくみ作りは具体的な行動に焦点を当てるため、実践的な結果を迅速に生み出すのに適していますが、状況によっては特定のアプローチが必要です。理論的なアプローチは問題をより深く理解し、革新的なアイデアを開発するために使用されますが、実践的な計画の欠如があると実施が難しい場合があります。単純作業の仕事では、余り重要視されない「しくみ作り」は、ホワイトカラーの最重要課題であり、同時に「価値」でもあります。つまり、与えられた作業をこなすだけでは価値が無いという事を示唆しています。
著者 砂川昇建