《職場の教養に学ぶ》
お題:ひと手間の効用
2024年11月9日(土曜)
【今日の心がけ】手間を惜しまず無駄を減らしましょう
砂川昇建の思うところ
節電や節約の話です。エネルギー政策は、ミクロとマクロで考える必要があります。原子力発電に替わるものとして、現在注目されるのは「小型モジュール炉(SMR)」や「核融合エネルギー」です。これらはより安全性を高め、放射性廃棄物も少ないとされ、将来的なクリーンエネルギーの柱となる可能性があります。また、「アンモニア発電」や「水素エネルギー」も日本が研究を進めている分野です。太陽光や風力のような再生可能エネルギーの利用が増加すると同時に、安定供給を支えるための蓄電技術の強化が必要です。水素・アンモニア発電:これらのエネルギーは燃焼時にCO₂を排出しないため、脱炭素エネルギーとして期待されています。特に、日本は水素エネルギーでの先進的な取り組みを進めており、将来的には輸出産業としての成長も見込まれています。ミクロとマクロの視点からエネルギーの生産性向上と節約に取り組むことは、経済・環境双方の利益に大きく寄与します。特に、日本のようにエネルギー資源の乏しい国では、効率化と多様化を進めながら新技術を育成し、持続可能で安定したエネルギー供給を目指すことが重要です。節電や節約は、大切かも知れませんが、技術革新によって、豊かな生活が送れるように変革していかなければなりません。
著者 砂川昇建