《職場の教養に学ぶ》
お題:ハインリッヒの法則
2024年4月13日(土曜)
【今日の心がけ】安全管理に努めよう
砂川昇建の思うところ
ハインリッヒの法則は、労働災害の発生における事故とその結果の関係についての法則です。この法則によれば、重大な労働災害は一定数の軽微な事故や近視報告事例があることに起因しているとされます。言い換えれば、軽微な事故や近視報告事例の数が増えれば、それに関連して重大な事故の発生確率も高まるということです。ビジネスシーンにおいて、報連相はハインリッヒの法則と関連があります。報連相とは、情報を適切に報告し、関係者と連絡を取り合い、問題やリスクを共有し合うことです。ビジネスでは、軽微なトラブルや問題が発生した際に、これを迅速に報告し、関係者と適切に連絡を取り合うことが重要です。報連相が適切に行われると、小さな問題が早期に発見され、適切な対策が講じられるため、重大なトラブルや事故を未然に防ぐことができます。逆に、報連相が不十分である場合、問題が見過ごされたり、拡大して深刻な事態に発展する可能性が高まります。つまり、報連相を通じて情報を共有し、関係者間で円滑なコミュニケーションを図ることで、ハインリッヒの法則に基づく労働災害の発生を防ぐことができると言えます。
著者 砂川昇建