《職場の教養に学ぶ》
お題:子ども参観日
2020年7月18日(土曜)
【今日の心がけ】良きメッセージを発しましよう
砂川昇建の思うところ
以前も話しましたが、実家は養豚を営んでいて休みの日は手伝わされました。豚の出産は徹夜で様子をみます。母豚が寝返りをした時、子供をつぶしてしまうからです。実家の職業や親の仕事に対する尊敬や憧れはありませんでしたが昔の人は凄いなと思う事はいろいろありました。娘や息子が都会から里帰りした時などに、豚を屠殺(とさつ)してお祝いをします。大人4~5人で包丁一本を使って豚を殺し、肉、骨、内臓まで綺麗にさばき隣近所へもあげます。豚が泣き叫ぶ声は今でも耳に残っていますが、生き物を頂くと言う事はこのように残酷な事ですので感謝の心と残さず頂くことが最低の礼儀だと思います。また、肉体労働をした大人はお互いに、カミソリで背中を何十箇所か切って、マッチの束に火をつけたものをコップに入れて、患部にコップをあて血を吸い取ります。麻酔なしです。昔の大人は「野人」です。大人になった私ですが真似できません。都会では、このような職業はありませんし、経験する事もないでしょうが、物事の本質を知る事は大切だと思います。スーパーで並んでいる肉ですが感謝したいものです。
著者 砂川昇建