《職場の教養に学ぶ》
お題:家族の絆
2024年3月18日(月曜)
【今日の心がけ】両親への感謝を深めましょう
砂川昇建の思うところ
墓参りの話です。先月、帰島した際「十六日祭(じゅうろくにちさい」に当たりました。沖縄では今でも旧暦で行事が行われることが多いです。例えば、旧暦のお正月(2月10日)もお祝いしますが、あの世のお正月が「十六日祭(旧暦1月16日は新暦2月25日)」です。お墓の前に家族や親せきが集まって重箱をお供えしたり、打紙(ウチカビ)と呼ばれるあの世のお金を焼いたりなどして、先祖を供養します。当日は朝から重箱などのお供え物の準備などをするため、前日までにはお墓のお掃除を済ませることが殆どです。十六日祭は、平日であっても学校は半日で終わらせるほど大事な行事で、正午には必ず家族で墓前にてお祈りを捧げます。十六日祭が行われるようになった由来は様々で、琉球王国時代のとある家来が城内の催事を終えた後の16日、両親への年頭の挨拶をしに帰郷したものの、既に両親が帰らぬ人になっており、墓前で念頭の辞を述べたという言い伝えや、ある年の十六日に競馬見物から帰る観衆が、亡き夫の一周忌のために墓参りをした女性を見た影響で、多くの人が十六日に墓参りをするようになったという言い伝えもあります。私は、月に一度は墓参りしていますが、この日だけは墓地は駐車できないくらいの車で、道路わきには、たくさんの車が留まっていました。古き良き習慣ですが、いずれ自分もなくなった時、家族が墓参りしてくれたら嬉しいかも知れませんね。
著者 砂川昇建