《職場の教養に学ぶ》
お題:パブリックアート
2024年9月23日(月曜)
【今日の心がけ】芸術に親しみましょう
砂川昇建の思うところ
公共空間の芸術文化作品の話です。都会のビルの壁や高架下のトンネルなどに、スプレーで落書きをする人たちがいます。本人たちはうっぷん晴らしでやっているのでしょうが、大衆からすると迷惑なだけです。それを抑止するのがパブリックアートです。パブリックアートは公共の場に芸術作品を設置することで、その場所の美観や文化的価値を高めます。美しい空間や独自性のある場所は、地域住民や訪問者に対して敬意を抱かせやすく、結果として落書きや破壊行為を抑制する効果があります。美的に整った空間を乱したくないという心理が働くためです。パブリックアートが設置されている場所は、人々が注目するスポットになるため、自然と人の目が集まります。監視の目があると感じることで、犯罪行為や落書き行為が抑止されることが知られています。このような「アートによる無意識の監視効果」は、落書き防止にも寄与します。落書きする元気があるのなら、仕事や自分の鍛錬に時間を割いた方がいいですね。
著者 砂川昇建