《職場の教養に学ぶ》
お題:怪我の功名
2024年7月22日(月曜)
【今日の心がけ】当たり前の日常に感謝しましょう
砂川昇建の思うところ
怪我を通して普通に生活できる日常に感謝すると言う話です。「人間万事塞翁が馬」ということわざがあります。中国の古代の寓話に由来し、人生の幸運や不運は予測できないことを示しています。この話は、塞(辺境)に住む老人(翁)が馬にまつわる様々な出来事を経験する中で、最終的に何が幸せで何が不幸であるかは一概に言えないという教訓を伝えています。老人の飼っていた馬が逃げ出し、村人たちは不幸だと嘆きます。しかし、老人は「これは幸せかもしれない」と静かに言いました。数ヶ月後、逃げた馬が立派な野生馬を連れて帰ってきました。村人たちはこれを喜びましたが、老人は「これは不幸かもしれない」と言いました。老人の息子がその野生馬に乗っていて落馬し、足を骨折しました。村人たちはまた不幸だと嘆きましたが、老人は「これは幸せかもしれない」と言いました。その後、大戦争が起こり、村の若者たちは徴兵されましたが、息子は怪我のため徴兵を免れました。村人たちはそれを幸運だと見なし、老人の予言の正しさを認めました。この話の教訓は、目の前の出来事が必ずしも最終的な結果を示すわけではないということです。幸運に見えることが実際には不幸を招き、不幸に見えることが後に幸運をもたらすことがあるため、短期的な出来事に一喜一憂しないようにすることが重要です。ビジネスや個人の生活においても、この教訓は有用です。例えば、ビジネスの失敗が実際には新たなチャンスを生む場合や、困難な状況が個人の成長を促す場合があります。つまり、長期的な視野を持ち、短期的な成功や失敗に過度に影響されないことが大切です。良い事とを悪い事はセットでやってきます。常に、ニュートラルな気持ちで常に努力し続ける事が大切です。
著者 砂川昇建