《職場の教養に学ぶ》
お題:正直に生きる
2020年8月8日(土曜)
【今日の心がけ】まつすぐな生き方を目指しましょう
砂川昇建の思うところ
今日のお題はとても深いテーマだと思います。「正直に生きる」とは何に対して正直になるのか、と言う定義が必要だと思います。自分の気持ちに正直だと考えるのと、周りや社会に対して正直に、と考えるのでは,まるで正反対の事です。そもそも、自分の気持ちの中で、正直=正しい、と思っている事が実際、本当に正しのかは意外といい加減です。例えば、自分が好意をもつ人がいても、その人に冷たい態度をとられただけで嫌いになったり、反面、最初は好意がなくても一緒にいる時間が長かったり、いつも優しくしてくれる人に次第に好意を抱く様になる場合も多いです。つまり、好きとか、正しいとかの感情は極めてあいまいだと言えるのです。貯金をする事は良いことだと日本人は誰もが思っていますが、実際は、戦時中に戦費を作る為に、国民に貯金正義主義を教え込んだ事が起源だと言う説があります。郵便局のお金は国が自由に使えるお金だからです。実際、アメリカでは金融商品や株などの方が主流です。また、若い内は正義は白で、悪は黒と、物事を2つに分けて考えますが、実際には、黒や白より灰色の方が多いのです。立場によって色が変わるのです。私たちは、自分自身を周りの多くの人達と同じ一人の人間として考え、周りに利益をもたらす考え方や行動なのかを正義と捉える必要があると思います。その事により役に立ち、自分の考えや行動を周りに認めてもらえる事が真実の正義なのかも知れません。様々な場面で、出発点が自分の利益なのか、それ以外の利益なのかを考える必要があると思います。
著者 砂川昇建