《職場の教養に学ぶ》
お題:蛙は口ゆえに蛇に呑まるる
2024年8月18日(日曜)
【今日の心がけ】健全な職場環境を保ちましょう
砂川昇建の思うところ
「蛙は口ゆえに蛇に呑まるる」という格言は、軽はずみな発言や不用意な言葉が原因でトラブルに巻き込まれたり、他人に利用されたりすることを示唆しています。 ある社員が、同僚と何気ない会話をしている際に、上司やプロジェクトの進捗についてネガティブなコメントを口にしました。この話が他の同僚の耳に入り、さらに社内で広まってしまいました。結果的に、その発言が上司の耳にも届き、その社員は信頼を失い、プロジェクトから外される事態になりました。何気ない発言が原因で、大きなペナルティを受ける結果となったケースです。もう一つの例として、ある社員がランチの席で取引先に関する機密情報を漏らしてしまったというエピソードがあります。本人は大したことではないと思っていたが、その情報が取引先の耳に入り、会社の信頼が大きく損なわれることになりました。これにより、取引先との契約が取り消され、会社に大きな損害を与える結果となりました。プロジェクトミーティング中、ある社員が冗談のつもりで「このプロジェクトはどうせ失敗するだろう」と発言しました。この言葉がプロジェクトチーム全体に悪影響を及ぼし、士気が低下。最終的に、その社員がプロジェクトリーダーとしての役割を解かれ、後のキャリアに悪影響を与えることになりました。これらのエピソードは、軽はずみな発言や不用意な言葉が原因で、予期せぬトラブルや不利益を招く典型例です。特に職場では、発言が他人の誤解を招いたり、意図せずして他人に利用されたりすることがあり、慎重なコミュニケーションが重要です。
著者 砂川昇建