《職場の教養に学ぶ》
お題：妻の一言
2023年7月27日(木曜)
【今日の心がけ】冷静に行動しましょう
砂川昇建の思うところ
仏教では「無常」という概念が重要です。これは、すべての現象や物事は常に変化し、絶え間なく流転しているという考え方です。運転ミスで車を傷つけてしまった場合も、それは一時的な出来事であり、未来に向けて流れていく中での一部に過ぎません。このようにある事象に一喜一憂するのではなく平常心を保つ事が重要です。又、仏教では自己責任を受け入れる姿勢が重要視されます。運転ミスは自分自身の行動の結果であり、その責任を理解し受け止めることが大切です。自己責任を認識することで、他者への責任転嫁や悔いを持たず、次回からより注意深く運転に取り組むことができるでしょう。又、仏教は慈悲の精神を重視します。自分自身にも慈悲の心を持ち、運転ミスを起こした自己を赦すことが大切です。又、誰しも完璧ではなく、過ちを犯すことは自然なことです。そのような自己赦しの心を持つことで、自己を責めずに前向きな気持ちを保つことができます。運転ミスによって他者に迷惑や損害を与えた場合、仏教では他者への思いやりが重要とされます。誠実な謝罪と損害の補償を行うことで、他者との関係を修復し、和解を促進することが大切です。仏教的な心の持ちようは、無常の理解、自己責任の受容、慈悲と自己赦し、他者への思いやりを重視しています。運転ミスで車を傷つけてしまった際には、これらの考え方を心に留め、前向きな気持ちで向き合うことで、成長と自己の向上につなげることができるでしょう。車をぶつけると、すぐに修理代の事を考えて落ち込みますが、このように奥深い考えをもって良いチャンスにすることが人間成長へとつながります。
著者 砂川昇建
