《職場の教養に学ぶ》
お題:教えると育てる
2024年1月13日(土曜)
【今日の心がけ】共に学びましょう
砂川昇建の思うところ
「教える」と「育てる」に違いについての話です。孔子様のお言葉で「師いわく、吾れ十有五にして学に志す(志学-学問を志す)。三十にして立つ(独り立ちできるようになる)。四十にして惑わず。(不惑-迷わなくなった)五十にして天命を知る。(自分を悟る)六十にして耳順う。(耳順-素直に人のいう事が聞けるようになった)。七十にして心の欲するところに従い矩を超えず。(人生を悟る)と言う有名な格言がありますね。私の経験上は、素直に人の話を聞きそのように行動しようと努力できる年代は、20代位までだと思います。30才を超えると、自我が固まり、なかなか人の指導や意見を聞き入れてくれません。孔子様のように正しく悟るのであれば良いのですが、大概は、自己の利益や、怠ける為の理屈を身に着けている事が多い気がします。「耳順」とは、人の意見を素直に聞ける、と言う解釈ではなくて、人の話の「本質が理解できる」又は「自分も経験した事があり理解できる」と言う事ではないかと個人的には思います。60年も生きてきたのですからね。
著者 砂川昇建