《職場の教養に学ぶ》
お題：事前準備
2024年1月6日(土曜)
【今日の心がけ】相手を思いやって行動しましょう
砂川昇建の思うところ
社内の新規事業推進の為に、様々な担当者への事前打ち合わせをする先輩の話です。物事を成功させるためには「知」が必要です。例えばそれが個人的な買い物であったり、会社での大きなプロジェクトであったりしても「知」が成否を決めます。「トランザクティブメモリー」と言う考えがあります。1980年代に、アメリカのハーバード大ダニエル・ウェグナー氏によって提唱された学習概念で、 組織内の｢誰が何を知っているのか｣ を共有することが重要、という意味です。例えば、私が個人的に住まいを改築するとします。私は、大工作業が好きなので、材料費や工法など、ある程度知っています。さらに、プロの知り合いも沢山いますので相談する事ができます。結果として、安くて品質の良い完成品を作る事ができます。このような「知」がなければ工務店の言いなりです。同様に、会社のプロジェクトでも、得意分野の人を見つけ意見を取り入れる事でプロジェクトを成功させる事ができます。つまり、「どこで」「誰が」「どのような得意分の「知」を持っているか」を知っている人が「監督」としてふさわしい「知」であるという事ですね。仕事は、自分の時間を犠牲にしてお金に換える事ではなく「知」を学ぶべきですね。そうすれば「お金」は結果として自然に手に入れる事が出来るのです。
著者 砂川昇建
