《職場の教養に学ぶ》
お題：命への感謝
2024年9月29日(日曜)
【今日の心がけ】食への感謝を深めましょう
砂川昇建の思うところ
日本における肉牛の屠殺（屠畜）方法は、法律で規定され、動物の福祉と衛生管理が重視されています。屠殺の流れは以下のように行われます。屠殺場に到着した牛は、獣医師による事前の健康検査を受けます。この検査では、病気や異常がないかを確認し、食肉としての安全性を確認します。動物の苦痛を最小限に抑えるため、屠殺前に牛を気絶させる「スタンニング」が行われます。日本では主に2つの方法が一般的です。頭部に特殊な装置（ボルトガン）を使って打撃を加えることで、牛を瞬時に気絶させます。電極を用いて電気ショックを与え、牛を気絶させる方法です。気絶した牛は、心臓がまだ動いている状態で、迅速に血抜き（放血）が行われます。牛の首元を切開し、大動脈や静脈から血液を放出します。血抜きは肉の品質や保存性を保つために非常に重要です。血抜きが完了した後、皮が剥がされ、内臓が取り出されます。内臓は別途、食用や廃棄物処理されますが、この際にも食肉としての安全性を確保するために検査が行われます。次に、牛の胴体を部位ごとに解体し、肉として加工されます。この段階でも、食品衛生管理法に基づく検査が行われ、品質が確保されます。日本の屠殺場では、動物愛護法や食品衛生法の厳しい基準に従って処理が行われ、動物に対する配慮と食の安全が重視されています。また、ハラール対応のために特定の宗教的儀式に基づく屠殺が行われることもあります。人間は、延命の為、長期わたって入院する事がありますが、それが本当に幸福なのかは個人の価値観で判断する事かも知れませんね。いずれにしろ、いつかは死ぬのですから、新しい命に人生を譲る覚悟は必要かも知れません。
著者 砂川昇建
