砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:手洗いの有効性

2024年10月28日(月曜)

【今日の心がけ】感染予防に努めましょう

砂川昇建の思うところ

ハンガリーの医師「ゼンメルヴェイス・イグナーツ」(手洗いの父)についての話です。イグナーツ・ゼンメルヴェイス( 1818年~1865年)は、ハンガリー出身の医師で、「手洗いの父」として知られています。彼は、19世紀における医学の発展に大きく寄与した人物で、特に産褥熱(出産後の感染症)を劇的に減少させた手洗いの習慣の普及に尽力しました。1840年代のウィーン総合病院で、医学生が解剖室で死体を扱った後、そのまま産科の患者を診察するという慣習があったそうです。この結果、出産後の女性が「産褥熱」によって高い割合で亡くなっていたそうです。ゼンメルヴェイスは、産褥熱が病院内感染である可能性に気づきました。特に、医師や学生の手が病原体を運んでいたと推測しました。彼は、塩素石灰液を使った手洗いを導入することで、産褥熱による死亡率が劇的に減少することを確認しました。ゼンメルヴェイスが手洗いを推奨した結果、産褥熱による死亡率は一時的に劇的に減少しました。たとえば、ある病棟では死亡率が10%以上から1%未満にまで低下しました。この効果は非常に大きなものでしたが、当時の医学界はこれを十分に理解できず、彼の考えに抵抗したそうです。ゼンメルヴェイスの発見は、医師や学生自身が感染を広げているという内容であったため、多くの医師たちは不快感を示しました。また、当時の医学界はまだ細菌の概念を理解していなかったため、手洗いの重要性が受け入れられませんでした。自分の発見が受け入れられないことに失望したゼンメルヴェイスは、次第に精神的に不安定になり、他人に対して攻撃的な態度を取るようになりました。1865年、ゼンメルヴェイスは精神的な問題のために精神病院に入院させられ、悲劇的な晩年を迎えます。入院後間もなく、暴力的な扱いを受けたことで傷を負い、敗血症によって命を落としました。皮肉にも、彼の死因は彼が警告し続けていた感染症だったそうです。手洗いをする時は「イグナーツ」と念じて彼の事を思い出しましょう。

著者 砂川昇建

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