《職場の教養に学ぶ》
お題:ワーキングメモリ
2024年3月15日(金曜)
【今日の心がけ】脳の特性を理解しましょう
砂川昇建の思うところ
脳の記憶システムは「大脳皮質」と「海馬」が関与しています。大脳皮質は、情報処理や高次の認知機能を担当しています。ここでは、短期記憶から長期記憶への情報の変換が行われます。情報は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚などの感覚器官からの入力を通じて大脳皮質に送られ、そこで処理されます。大脳皮質は、情報の意味や関連性を分析し、経験や学習に基づいて情報を整理し、長期記憶への格納や再呼び出しを支援します。海馬は、情報の短期記憶から長期記憶への変換を助ける役割を果たします。海馬は、情報を一時的に保持し、必要な場合に大脳皮質に送り出します。また、海馬は空間記憶やエピソード記憶の形成にも関与しています。海馬が損傷を受けると、新しい情報を長期的に記憶する能力が低下することが知られています。行動学的に、脳を使う事は大きなエネルギーを使うので、人間は出来るだけいつもと同じ行動をとりがちです。ヒューリスティックです。脳の特性を知り自身をコントロールしましょう。
著者 砂川昇建