《職場の教養に学ぶ》
お題:復命の大切さ
2020年6月16日(火曜)
【今日の心がけ】仕事の進捗状況を伝えましよう
砂川昇建の思うところ
復命書とは、報告書の範疇にふくまれる、指示や結果に対しての報告の文書とあります。若い頃は、仕事の仕方について指図されたり、報告する事に対して面倒臭いなとか、うるさいなとか思っていました。今は、誰にも指図されることもありませんし、報告する必要もないです。自由でうらやましいなと思うのでしょうが、これほど苦痛で孤独な事はありません。自分で考え、人を動かし、自分も動き、時には厳しい叱咤激励で業務を遂行しなければなりません。当然、孤立しますし、うまくいっても褒められることもありません。私はオーナーで経営者ですから責任を取らされる事もありませんが、その分、自戒の念が重くのしかかってきます。皆が頑張って稼いできたお金を無駄にしてしまったのですから。いっそ、罵詈雑言を浴びせられたり、殴られた方が、精神的負担は少なくなるのだと思います。特別な能力がある訳ではないので、年間を通してほとんど土日も出勤して仕事しています。振り返って見れば、上司に叱られたり褒められたりしていた時代がどんなに幸せだったのか、今なら良く分かります。期待されていなければ、復命を受ける事も叱られることもありませんからね。良き上司であることや、良き部下である事にバイブルはないと思いますが信頼される事は何より大切だと思います。チャーチルの格言をもじって作った私なりの格言です。「お金を失う事は少し失う事。勇気を失う事は大きく失う事。信頼を失う事は全てを失う事」
著者 砂川昇建